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2017/09/22 WEB

なぜ、Webサイトのボタンには角丸が多いのか?

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こんにちは、Ohh!です。
私は、一応デザイナーです。ただ、これまでデザインについての記事を書いてこなかったので、たまにはデザインの話をしようと思い今回の記事を書きました。 普段、こういうことを考えながらデザインしているんだなっていうことが少しでも伝われば幸いです。

尚、今回の記事は、私の主観や想像が多分に含まれており、考察の内容が正しいとは限りませんのであらかじめご容赦ください。

Webサイトでのボタンの役割

Webサイトには、企業サイト、商業施設のサイト、キャンペーンサイトなど様々なカテゴリーがあります。
そのほとんどのWebサイトにボタンが配置されていて、形や数の差はあれど、ボタンが1個もないというWebサイトは存在しないのかというくらい必要不可欠なもので「次に読みたいページに遷移する時」「より詳しい情報を見たい」「カートに商品を入れる」など、様々なアクションの起点となる役割を持っています。

優秀なボタンの条件

Webサイトは、前述した通り色々な場所にボタン(リンク)が配置されており、そのリンクを辿って目的の情報にたどり着くというのが一連の流れです。
その為、ボタンはユーザーが押しやすいものでないといけないし、それ以外にも気づきやすい、読みやすい、より直感的に理解できるなど、これらの条件を満たしたボタンは優秀なボタンと言えるのではないでしょうか。

押しやすいのは「四角」か「丸」か?

押しやすいボタンを形成する要素として、「色」「形」「サイズ」「立体感」、これ以外にも多くの要素が挙げられるかとは思いますが、今回は、その中でもボタンの「形」に絞って話を進めたいと思います。
普段、モノの形について意識的に向き合うことは少ないかも知れませんが、多少なりとも形によって影響を受けている瞬間があるのかもしれません。「カドのあるもの」と「丸いもの」がもたらすイメージを考えてみました。

以上を踏まえた上で、Webサイトのボタンはどちらの形状が望ましいと思いますか?

生活の中にあるボタンを集めてみました。

普段、どんなボタンに触れていて、また、そのボタンはどういう形をしているでしょうか?

あらためて考えると、毎日ボタンに囲まれた生活を送っていました。朝起きて、TVのリモコンから始まり、電子レンジのボタン、自動お湯はり器のボタン、扇風機、エアコン、玄関のドアホン、車のキー、パソコンのキーボード、スマホ。もはや、ボタンのない暮らしなど想像できないほどです。
だからこそ、「より人に触れようと思わせる形」「触れて気持ちのいい手触り」がボタンには求められるのではないでしょうか。身の回りにあるボタンは「角ばった形」より「楕円」や「角が丸い四角形」のボタンの方が圧倒的に多かったです。

Webの中と異なり、現実世界のボタンは物理的に触れることが必要な為、人をケガさせるようなボタンはもってのほかだし、より人に優しい形が必要なため角の丸いボタンが重宝されてるのだと思いました。

本当にWebサイトのボタンは角丸が多いのか?

現実世界のボタン事情から考えると、Webサイトでも角張ったボタンより、角の丸いボタンの方が比較的多いはずです!
世の中に存在する全てのWebサイトを調べるのは、非常に厳しいのであくまで感覚的なものです。それでも、この業界に入って9年ほど経ち、その間毎日いろんなWebサイトを見てきたのでおそらく正解なのでは?と私自身は思っています。

困ったときは、Googleでってことで「web ボタン」というワードで画像検索してみました。
すると、どうでしょう。下の図の赤枠内のボタンのみ「カドのある四角形」で、それ以外はすべて「角丸の長方形(及び楕円)」という結果でした。やはり角丸強し!

ただし、Webサイト内のボタンは現実世界のボタンのように直接触れることはできません。あくまで仮想的なボタンで、パソコンではマウスを介して触れたり、タッチパネルであっても触れるのはディスプレイであって、ボタンには直接触れることができません。だったら、もっとカドのある四角形のボタンがあってもいいのでは?と一方では思うのです。
また、WebサイトのボタンはWebそのものの進化やデザイントレンドなどの影響もあり、近年では直線的なデザインのボタンもよく見るようになってきましたが、それでも全体で見ると完全に鋭角なボタンは少ないのが現状のようです。
私の場合は、前述の通り基本的には角が丸いボタンの方が触りやすいと考えているので角丸のボタンを作る割合が多いです。

まとめ

デザインというと、ついセンスだとか、感覚的なイメージを持たれることが多いですがそんなことないんじゃないのかと思っています。
論理的に導き出されたデザインには、感覚的なデザインにはない説得力があると思います。
若手とは呼べない年齢になりましたが、まだまだデザインが上手くなりたいなと思っている中堅デザイナーの考察でした。